かだ 伽陀 声明しょうみょうの一種。 五言または七言の四句一連の偈に定型の旋律をあてはめて唱える曲をいう。 一般に法要の開始部と集結部で唱えられる。 本願寺派では、 「先請伽陀」 「纓絡伽陀」 「世尊伽陀」 「総礼頌 (総礼伽陀)」 などを用いる。 なお、 「先請伽陀」 は ¬法事讃¼、 「纓絡伽陀」 は ¬般舟讃¼、 「世尊伽陀」 は ¬法事讃¼ によるもので、 浄土三部経読誦する際に用いることから、 これらを三経伽陀と総称する。 浄土三部経読誦の際に伽陀を用いることは、 本願寺9代実如の時に始まり、 明治初期に現在の形ができた。