(257)
▼六日講毎年約束、 いまたしかにうけとり候。 かへすがへすありがたくこそ候らへ。 それにつきても老少不定の人間にてさふらふあひだ、 早々信心決定さふらひて、 真実報土の往生をとげられべくさふらふ。 なにのやうもなく一心一向に弥陀をたのみまひらせて、 たすけたまへと一念信ずる人は、 かならず極楽に往生すべし。 かへすがへすうたがひあるまじくてさふらふ。 よくよくこゝろえられべくさふらふ。 あなかしこ、 あなかしこ。
十一月廿五日
六日講中へ
たぐひなき 仏智の一念 うることは
0512弥陀のひかりの もよをしとしる
正月一日におもひいづるまゝよむ