しゃべつ 差別 平等に対する語。 個々のものが独自の相をもって存在しているありかた。 また、 区別・相違のこと。 ¬十住毘婆娑論¼ には 「初地を得ん菩薩の歓喜とこの人と、 なんの差別かあるやと」 (行巻引文)、 ¬改がい邪じゃ鈔しょう¼ 第9条には 「ただ道場をばすこし人屋に差別あらせて」 等とある。