じんしん 深心 ¬観経¼ に説く三心の一。 深く信じる心のこと。 「散善義」 に 「深信といふはすなはちこれ深く信ずる心なり。 また二種あり」 とあり、 善導は深心の相を機の深信・法の深心の二種深信に開いて示し、 浄土往生信心の特色を明らかにしている。 さらに、 法の深心に詳細な解釈を施し、 その信心が称名正定しょうじょうごうと信ずるものであるとして、 信と行の関係を表している。 親鸞は、 「散善義」 で示された深心の相を ¬愚禿鈔¼ に 「七深信」 としてまとめている。 →七補註7