(262)
▼又仏事分十二、 慥々請取候。
約束代物之事、 慥に請取候。 返々難有覚候。 就其安心之事、 一念に弥陀をたのみまひらせてのうへには、 南无阿弥陀仏南无阿弥陀仏と申す念仏の心は、 弥陀如来やすくたすけまします御恩のありがたさよと申す心なりと心得られ候て、 朝夕念仏申給ふ事肝要にて候。 このほかには別たる事もあるまじく候。 あなかしこ、 あなかしこ。
十一月廿八日
蓮如
四講中へ