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毎年約束銭之事、 慥に請取候。 かへすがへすありがたくおぼえ候。 それにつき安心之事雖不珍候、 もろもろの雑行をすてゝ一心に弥陀如来後生たすけ給へと申人々は、 みなことごとく極楽  すべきこと、 うたがひあるべからず候。 そのぶんいくたびも面々談合候て、 能々往生をとげられ候て、 可然事にて候。 このよし惣中へ披露あるべく候。 あなかしこ、 あなかしこ。

十一月廿八日

蓮如

四講中へ