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経律論釈の肝要をぬきいでゝ、 ¬教行信証の文類¼ と号す。 かの書にのぶるところ、 義理甚深なり。 いはゆる凡夫有漏の諸善、 願力成就の報土にいらざることを決し、 如来利他の真心、 安養勝妙の楽邦に生ぜしむることをあらはせり。