ぜんねんみょうじゅうごねんそくしょう 前念命終後念即生 親鸞は、 信心ぎゃくとくの時に正定聚の位に住することとする。 ¬愚禿鈔¼ には 「本願を信受するは、 前念命終なり。 すなはち正定聚の数に入ると。 文 即得往生は、 後念即生なり。 即の時必定に入ると。 文」 とある。 この場合、 前念命終とは自力心がつきて迷いを出る身となることをいい、 後念即生とは信心を獲得し往生すべき身となることをいう。