たいしょう 胎生 不了仏智の者の往生のこと。 ¬大経¼ には、 明信仏智の者の往生を化生とするのに対し、 不了仏智の者の往生について 「このもろもろの衆生、 かの宮殿に生まれて、 寿五百歳、 つねに仏を見たてまつらず、 経法を聞かず、 菩薩・声聞の聖衆を見ず。 このゆゑに、 かの国土においてこれを胎生といふ」 等と説かれており、 そのさまを胎内にいることに喩えていう。 親鸞は、 これを自力の行者の方便化土への往生と見ている。 →信疑得失。