しゅくぜん 宿善 宿世の善因縁の意で、 獲信のための善き因縁のこと。 ¬御一代記聞書¼ 第233条に 「宿善めでたしといふはわろし。 御一流には宿善ありがたしと申すがよく候ふよし仰せられ候ふ」 とあるように、 浄土真宗では、 信心を得る縁となる阿弥陀仏の調育のはたらきであるとする。 →補註5。