にじゅうよはい 二十四輩 親鸞の主要な門弟24人のこと。 またその由緒を伝える寺院。 24人の具体的な人名については所伝によって多少の異同がある。 その成立には諸説あるが、 一説によれば、 元弘2年 (1332) に覚如が如信の33回忌を営んだ時、 親鸞の門弟の遺蹟を継ぐ24名が集まり、 邪義をただすべきことを誓って連署したことに始まるといわれる。 もとは 「二十余輩」 (¬改邪鈔¼ 第1条) と記されていたものが、 やがて二十四輩と書かれるようになったとみられている。 二十四輩の寺院の多くは中世に廃退したが、 近世に復興され、 二十四輩巡拝が盛んになった。