けしょう 化生 明信仏智の者の往生のこと。 浄土に忽然と生まれることをいう。 ¬大経¼ には、 不了仏智の者の往生を胎生とするのに対し、 明信仏智の者の往生に対して 「このもろもろの衆生、 七宝の華のなかにおいて自然に化生し」 と説かれている。 親鸞は他力の行者の真実報土への往生と見ている。 ¬正像末和讃¼ には 「仏智不思議を信ずれば 正定聚にこそ住しけれ 化生の人は智慧すぐれ 無上覚をぞさとりける」 とある。 →信疑得失、 無生の生。