ぶてい 武帝 (464-549) 中国、 南北朝時代の梁の初代皇帝 (502-549在位)。 名はしょうえん。 蕭王などともいう。 南斉の和帝の禅譲によって帝位につき、 梁を興した。 侯景こうけいの乱によって憂死した。 仏教を深く信奉し、 曇鸞を敬って菩薩と仰いだという。 「正信偈」 には 「本師曇鸞は、 梁の天子、 つねに鸞の処に向かひて菩薩と礼したてまつる」 とある。