寡黙 (1月5日)
自分を運んで表現している人の底は浅い。
朝 (1月13日)
明るくなるのが一年で一番遅い時分です。
しかし、明けない夜はありません。
しもやけ (1月21日)
足にしもやけができて、痛がゆくてたまりません。
血の通いが悪いと、しもやけになります。いのちの通いが悪いと、迷いに沈みます。
快楽追求のかゆさも、自己主張の痛さも、如来のお慈悲に解きほぐされるのですが。
無常 (1月24日)
続く歓喜はない。終わらぬ苦悩もない。
その確かさが、ありがたい。
春 (1月30日)
大寒のこの時期、土はもう春の支度を整えています。
迷いの凡夫の私が、仏とさせていただける願いが成就しています。