本派本願寺蔵版本は、 慶証寺玄智が天明五 (1785) 年年に古本を整備して新しく版刻したが、 天明八 (1788) 年の大火で焼失し、 その後これを復刻して蔵版としたものに遡る。 奥書には、 初稿本焼失の事情や康永本と同様の奥書が記されている。