底本は高田派専修寺に蔵せられ、 宗祖の老年期のものとされる。 内容は中国の歴代王朝が、 「夏」 より 「宋」 までの十四代にわたって記されたものである。 一字ごとに圏発点と振り仮名が付されており、 このことから 「曇摩伽菩薩文」 等と同様、 やはり門弟へ書き与えたものではないかとされる。