真宗大谷派蔵本は、 現存最古の書写本で巻子本である。 その巻末には 「応仁二年十月仲旬/釈蓮如 (花押)」 との奥書が見られ、 本願寺第八代蓮如上人による書写本であることが知られる。 本文は漢文体でおおよそ白文であり、 一部の返点とわずかな送り仮名しかない。