二尊院蔵本は、 寛文の白文で書かれている。 解説にあるように、 門弟の署名は紙面の下方に横一列で並んでおり、 その第八十七番目に宗祖真筆で 「釈綽空」 とあり、 元久元年十一月八日に記されている。 諸本によって様々な訓点が見られることから、 本聖典では訓点の補いはしなかった。