年 表
○は月日不詳。⑦などは閏月を示す。
年号 | 西暦 | 宗主年齢 | 事項 | |
承安3 | 1173 | 宗祖1 | ○ | 宗祖、 日野有範の子として誕生 (出自は親鸞伝絵。 誕生年は尊号真像銘文、 唯信鈔文意など宗祖真蹟本奥書から逆算)。 |
養和元 | 1181 | 宗祖9 | 春 | 宗祖、 慈円の坊舎で出家得度、 範宴と号する (親鸞伝絵)。 |
寿永元 | 1182 | 宗祖10 | ○ | 恵信尼 (宗祖内室) 誕生 (恵信尼消息から逆算)。 |
建久9 | 1198 | 宗祖26 | ○ | 源空、 ¬選択集¼ を著す (選択要決・選択伝弘決疑鈔) (元久元年の移設有り)。 |
建仁元 | 1201 | 宗祖29 | ○ | 宗祖、 比叡山を下り、 六角堂に参篭。 聖徳太子の示現にあずかり、 源空の門に入って専修念仏に帰す (教行信証・恵信尼消息・親鸞伝絵)。 |
○ | 宗祖、 源空門下で研鑽を積まれていた頃 (29歳~35歳)、 ¬観無量寿経集註¼ ¬阿弥陀経集註¼ を著す (本願寺蔵)。 | |||
元久元 | 1204 | 宗祖32 | 11/- | 源空、 比叡山衆徒の専修念仏弾圧に対し、 誓文を山門に送り、 門弟に七箇条制誡を示す。 |
11/8 | 宗祖、 源空の七箇条制誡に 「僧綽空」 と連署 (二尊院文書)。 | |||
11/28 | 某、 ¬選択集¼ を写す (奈良県当麻寺往生院蔵元久元年書写本奥書)。 | |||
2 | 1205 | 宗祖33 | 4/14 | 宗祖、 源空から ¬選択集¼ を付属され、 同日、 源空の影像を図画する (教行信証)。 |
⑦/29 | 先に図画した影像に源空が讃銘を書く。 同日、 宗祖、 綽空の名を改める (教行信証)。 | |||
10/- | 興福寺衆徒、 専修念仏について九失をあげて停止を訴える (興福寺奏状)。 | |||
承元元 | 1207 | 宗祖35 | 2/上 | 宗祖、 専修念仏停止により越後国府に流罪となる。 源空は土佐 (実際は讃岐)、 門弟四人も配流、 また西意・性願・住連・安楽は斬首される (教行信証・親鸞伝絵・拾遺古徳伝)。 承元の法難。 |
建暦元 | 1211 | 宗祖39 | 11/17 | 宗祖、 流罪を赦免される (親鸞伝絵・拾遺古徳伝)。 |
2 | 1212 | 宗祖40 | 1/23 | 源空、 源智に ¬一枚起請文¼ を授ける (京都府金戒光明寺蔵奥書・龍谷大学蔵元亨元年刊 ¬和語灯録¼ 所収本奥書)。 |
1/25 | 源空示寂 (80) (教行信証・高僧和讃・西方指南鈔・法然上人伝絵・拾遺古徳伝)。 | |||
建保2 | 1214 | 宗祖42 | ○ | 宗祖、 上野佐貫で 「浄土三部経」 の千部読誦を発願。 やがて中止して、 常陸へ行く (恵信尼消息)。 |
承久3 | 1221 | 宗祖49 | 8/14 | 聖覚、 ¬唯信鈔¼ を著す (本願寺蔵真蹟本奥書・専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 |
元仁元 | 1224 | 宗祖52 | 8/5 | 延暦寺衆徒の訴えにより専修念仏停止 (皇代歴)。 |
○ | 宗祖、 ¬教行信証¼ に仏滅年代算定基準としてこの年をあげる (草稿本成立の年とする説あり)。 | |||
安貞元 | 1227 | 宗祖55 | 6/24 | 延暦寺衆徒、 大谷の源空の墳墓を破却する (百錬抄・法然上人伝法絵・拾遺古徳伝)。 嘉禄の法難。 |
6/- | 隆寛・幸西・空阿を遠流に処し、 ついで専修念仏を停止する (金剛集)。 | |||
10/- | 延暦寺衆徒、 ¬選択集¼ の版木を焼却する (金剛集)。 | |||
寛喜2 | 1230 | 宗祖58 | 5/25 | 宗祖、 ¬唯信鈔¼ を写す (本願寺蔵宗祖真蹟本奥書・専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 |
3 | 1231 | 宗祖59 | 4/4 | 宗祖病臥。 夢中に健保2年の 「浄土三部経」 千部読誦の発願と中止を想い、 反省 (恵信尼消息)。 |
貞永元 | 1232 | 宗祖60 | ○ | この頃、 宗祖帰洛 (反故裏書) (関東在住二十年とする古説や ¬口伝鈔¼ 一切経校合の伝承によると文暦・嘉禎の62、3歳の頃か)。 帰洛後しばらく五条西洞院に居住 (親鸞伝絵)。 |
嘉禎元 | 1235 | 宗祖63 | 3/5 | 聖覚示寂 (69) (名月記・専修寺蔵顕智書写本奥書)。 |
6/19 | 宗祖、 ¬唯信鈔¼ (平仮名本) を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
○ | 如信 (宗祖孫 善鸞息男) 誕生 (本願寺蔵如信寿像裏書から逆算)。 | |||
仁治2 | 1241 | 宗祖69 | 10/14 | 宗祖、『唯信鈔¼ を写す (大阪府真宗寺蔵奥書)。 |
10/19 | 宗祖、『唯信鈔¼ を写す (京都府常楽寺蔵奥書・真宗法要本校異)。 | |||
3 | 1242 | 宗祖70 | 9/21 | 定禅、 入西の求めにより宗祖の影像を描く (親鸞伝絵)。 |
寛元4 | 1246 | 宗祖74 | 3/14 | 宗祖、 ¬唯信鈔¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書・真宗法要校異)。 |
3/15 | 宗祖、 ¬自力他力事¼ を写す (大谷大学蔵恵空書写本奥書)。 | |||
宝治元 | 1247 | 宗祖75 | 2/5 | 尊蓮、 ¬教行信証¼ を写す (大谷大学蔵恵空書写本奥書)。 |
2 | 1248 | 宗祖76 | 1/21 | 宗祖、 ¬浄土和讃¼ ¬浄土高僧和讃¼ を著す (専修寺蔵国宝本奥書)。 |
建長2 | 1250 | 宗祖78 | 10/16 | 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を著す (岩手県本誓寺蔵奥書)。 |
3 | 1251 | 宗祖79 | ⑨/20 | 宗祖、 常陸の門弟に 「有念無念の事」 を書く (専修寺蔵顕智書写奥書・末灯鈔1・消息1)。 |
4 | 1252 | 宗祖80 | 2/24 | 宗祖、 常陸の門弟に書状を書く (末灯鈔20・消息2)。 |
3/4 | 宗祖、 ¬浄土文類聚鈔¼ を著す (専修寺蔵真智書写本奥書)。 | |||
3/4 | 宗祖、 ¬入出二門偈頌¼ を著す (茨城県聖徳寺蔵奥書)。 | |||
6 | 1254 | 宗祖82 | 2/- | 宗祖、 ¬唯信鈔¼ を写す (滋賀県真念寺蔵奥書・大谷大学蔵恵空書写伝本校異)。 |
9/16 | 宗祖、 ¬後世物語聞書¼ を写す (真宗法要校異)。 | |||
11/18 | 宗祖、 二河白道の譬喩を延書にする (茨城県照願寺旧蔵奥書)。 | |||
12/- | 宗祖、 ¬浄土和讃¼ を写す (反故裏書き)。 | |||
○ | 恵信尼、 すでに越後に還住する (恵信尼消息)。 | |||
7 | 1255 | 宗祖83 | 4/23 | 宗祖、 ¬一念多念分別事¼ を写す (大谷大学蔵奥書・大阪府光徳寺蔵奥書)。 |
4/26 | 宗祖、 ¬浄土和讃¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。 | |||
5/23 | 真仏、 ¬法然聖人御消息¼ を写す (専修寺蔵法然聖人御消息奥書)。 | |||
6/2 | 宗祖、 ¬尊号真像銘文¼ (建長本 ª略本º) を著す (福井県法雲寺旧蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
6/22 | 専信、 ¬教行信証¼ を写す (専修寺蔵 「宝暦十二壬午年六月三日御目録」)。 | |||
7/14 | 宗祖、 ¬浄土文類聚鈔¼ を写す (東本願寺蔵奥書・滋賀県小松福田寺蔵奥書)。 | |||
8/6 | 宗祖、 ¬浄土三経往生文類¼ (略本) を著す (本願寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
8/27 | 宗祖、 ¬愚禿鈔¼ を著す (専修寺蔵顕智書写本奥書・京都府常楽寺蔵存覚書写本奥書)。 | |||
10/3 | 宗祖、 「かさまの念仏者のうたがひとはれたること」 を書く (東本願寺蔵宗祖真蹟奥書・末灯鈔2・消息6)。 | |||
11/晦 | 宗祖、 ¬皇太子聖徳奉讃¼ 七十五首を著す (専修寺蔵真仏書写本奥書・専修寺蔵顕智書写本奥書・東本願寺蔵覚如書写本奥書)。 | |||
12/10 | 宗祖、 火災にあう (専修寺蔵宗祖真蹟消息・恵信尼消息)。 | |||
12/15 | 宗祖、 真仏に書状を書く (専修寺蔵宗祖真蹟奥書)。 | |||
冬 | 真仏・顕智、 ¬教行信証¼ を相伝する (顕正流儀鈔)。 | |||
○ | 朝円、 宗祖影像 (安城御影) を描く (存覚袖日記)。 | |||
○ | 十字の名号本尊に銘を書く (専修寺蔵宗祖真蹟銘)。 | |||
康元元 | 1256 | 宗祖84 | 2/9 | 蓮位、 聖徳太子が宗祖を阿弥陀仏の化身として礼する夢想を得る (親鸞伝絵・口伝鈔)。 |
3/23 | 真仏、 ¬入出二門偈頌¼ を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。 | |||
3/24 | 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を写す (大阪府光徳寺蔵奥書)。 | |||
4/13 | 宗祖、 「念仏者疑問」 を写す (専修寺蔵奥書・末灯鈔2・消息6)。 | |||
4/13 | 真仏、 「四十八誓願」 を写す (専修寺蔵奥書)。 | |||
5/28 | 宗祖、 覚信に書状を書く (専修寺蔵宗祖真蹟奥書・末灯鈔11・消息7)。 | |||
5/29 | 宗祖、 善鸞 (宗祖息男) を義絶 (専修寺蔵顕智書写・消息9)。同日、 その旨を性信に報じる (血脈文集2・消息8)。 | |||
6/27 | 善鸞、 義絶状を受け取る (専修寺蔵顕智書写・消息9)。 | |||
7/25 | 宗祖、 ¬往生論註¼ に加点 (本願寺蔵宗祖加点本奥書)。 | |||
10/13 | 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (上・末) を、 翌日、 同 (中・末) を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
10/25 | 宗祖、 十字・八字の名号本尊を書く (専修寺蔵宗祖真裏書)。 | |||
10/28 | 宗祖、 六字・十字の名号本尊を書く (本願寺蔵宗祖真蹟銘・愛知県妙源寺蔵宗祖真蹟銘)。 | |||
10/30 | 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (下・本) を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
11/8 | 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (下・末) を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
11/29 | 宗祖、 ¬往相回向還相回向文類 (如来二種回向文)¼ を著す (愛知県上宮寺蔵奥書)。 | |||
正嘉元 | 1257 | 宗祖85 | 1/1 | 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (上・末) を校合する (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 |
1/2 | 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (上・本) を写す。 同日、 同 (中・本) を校合する (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
1/11 | 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
1/27 | 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
2/5 | 真仏、 ¬西方指南鈔¼ (下・本) を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。 | |||
2/9 | 宗祖、 夢中に和讃を監督する (専修寺蔵国宝本 「正像末法和讃」)。 | |||
2/17 | 宗祖、 ¬一念多念文意¼ を著す (東本願寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
2/27 | 真仏、 ¬西方指南鈔¼ (中・本) を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。 | |||
2/30 | 宗祖、 ¬大日本国粟散王聖徳太子奉讃¼ 百十四首を著す (真宗遺文彙要所収本奥書)。 | |||
3/2 | 宗祖、 ¬浄土三経往生文類¼ (広本) を写す (光照寺蔵奥書)。 | |||
3/5 | 真仏、 ¬西方指南鈔¼ (上・本) を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。 | |||
3/20 | 真仏、 ¬西方指南鈔¼ (中・末) を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。 | |||
③/1 | 宗祖、 さる二月九日の夢告の和讃を記す (専修所蔵国宝本 「正像末法和讃」)。 | |||
③/3 | 宗祖、 書状に視力等の衰えを記す (末灯鈔8・消息10)。 | |||
③/21 | 真仏、 ¬如来二種回向文¼ を写す (専修寺蔵奥書)。 | |||
5/11 | 宗祖、 ¬上宮太子御記¼ を写す (本願寺蔵奥書)。 | |||
6/4 | 宗祖、 ¬浄土文類聚鈔¼ を写す (大谷大学蔵奥書)。 | |||
8/6 | 宗祖、 ¬一念多念証文 (文意)¼ を写す (龍谷大学蔵奥書・大谷大学蔵恵空書写本奥書・真宗法要本奥書)。 | |||
8/19 | 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書・群馬県妙安寺蔵奥書・真宗法要本奥書)。 | |||
10/10 | 宗祖、 性信に書状を書く (末灯鈔3・消息11)、 同じく真仏に書状を書く (末灯鈔4・消息12)。 | |||
2 | 1258 | 宗祖86 | 3/8 | 真仏示寂 (50) (正統伝後集・専修寺蔵 「顕智聞書」)。 |
6/28 | 宗祖、 ¬尊号真像銘文¼ (正嘉本 ª広本º を著す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
8/18 | 真仏、 ¬三部経大意¼ を写す (専修寺蔵奥書)。 | |||
9/24 | 宗祖、 ¬正像末法和讃¼ を著す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。 | |||
10/29 | 蓮位、 宗祖の返書に添えて覚信の上京・示寂の報を慶信に伝える (専修寺蔵奥書)。 | |||
12/14 | 顕智、 三条富小路善法房で宗祖から 「獲得名号自然法爾」 の法語を聞書する (専修寺蔵顕智書写本奥書・末灯鈔5・消息14)。 | |||
正元元 | 1259 | 宗祖87 | 9/1 | 宗祖、 ¬選択集¼ 延書 (上・本) を写し、 九月十日、 同 (下) を写し終る (大谷大学蔵奥書・専修寺蔵奥書)。 |
⑩/29 | 宗祖、 高田入道に書状を書く (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 | |||
文応元 | 1260 | 宗祖88 | 11/13 | 宗祖、 乘信に書状を書く (末灯鈔6・消息16)。 |
12/2 | 宗祖、 ¬弥陀如来名号徳¼ を写す (長野県正行寺蔵奥書)。 | |||
○ | 宗祖、 ¬正像末和讃¼ を補訂する (文明五年蓮如開版本奥書)。 | |||
弘長2 | 1262 | 如信28 | 11/28 | 宗祖、 未刻、 善法棒にて示寂 (90) (本願寺蔵教行信証奥書・存覚袖日記)、 一説に午刻 (専修寺蔵真仏書写教行信証奥書・福井県浄得寺蔵教行信証奥書・親鸞伝絵)。 覚信尼 (宗祖息女)・增方 (宗祖息男) 等これに侍す (恵信尼消息)。 |
11/29 | 宗祖を東山鳥辺野にて荼毘する (福井県浄得寺蔵教行信証奥書)。 | |||
11/30 | 収骨 (福井県浄得寺蔵教行信証奥書)。 | |||
12/1 | 覚信尼、 恵信尼に宗祖の訃報を送る (恵信尼消息)。 | |||
3 | 1263 | 如信29 | 2/10 | 恵信尼、 覚信尼に宗祖の回顧を伝える (恵信尼消息)。 |
文永5 | 1268 | 如信34 | 3/12 | 恵信尼 (87)、 病により往生の近いことを覚信尼に伝える (恵信尼消息)。 |
7 | 1270 | 如信36 | 12/28 | 覚如 (覚恵息男) 誕生 (慕帰絵・最須敬重絵詞)。 |
9 | 1272 | 如信38 | 冬 | 宗祖の遺骨を吉水の北に移し、 大谷廟堂を建立する (親鸞伝絵・専修寺文書)。 |
健治元 | 1275 | 如信41 | 7/17 | 性信示寂 (89) (報恩寺荼毘塔銘)。 |
○ | 某、 ¬教行信証¼ を写す (福井県浄得寺蔵奥書)。 | |||
3 | 1277 | 如信43 | 9/22 | 覚信尼、 大谷敷地を宗祖の墓所として寄進する (本願寺文書)。 |
弘安6 | 1283 | 如信49 | 2/2 | 明性、 ¬教行信証¼ (板東本) を相伝する (東本願寺蔵宗祖真蹟本奥書)。 |
10 | 1287 | 如信53 | 11/19 | 覚如、 大谷で覚恵 (宗祖孫 覚信尼息男) とともに如信から宗要を授かる (慕帰絵)。 |
正応元 | 1288 | 如信54 | 冬 | 覚如、 上京中の常陸河和田の唯円に法門の疑義を問う (慕帰絵)。 |
2 | 1289 | 如信55 | 11/6 | 覚如、 ¬愚禿鈔¼ を写す (和歌山県真光寺蔵奥書)。 |
3 | 1290 | 如信56 | 9/16 | 顕智、 ¬浄土和讃¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。 |
9/25 | 顕智、 ¬正像末法和讃¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。 | |||
4 | 1291 | 如信57 | 5~8上旬 | 性海、 ¬教行信証¼ を開版すという (専修寺蔵教行信証奥書・中山寺蔵教行信証奥書)。 |
永仁元 | 1293 | 如信59 | 10/6 | 顕智、 ¬愚禿鈔¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。 |
2 | 1294 | 如信60 | ○ | 宗祖三十三回忌。 |
○ | 覚如、 ¬報恩講私記¼ を著す (真宗法要本奥書・大谷本願寺通紀)。 | |||
3 | 1295 | 如信61 | 10/12 | 覚如、 ¬善信上人絵¼ (親鸞伝絵) を著す (本願寺蔵奥書・慕帰絵)。 |
12/13 | 覚如、 ¬善信上人親鸞伝絵¼ (親鸞伝絵) を写す (専修寺蔵奥書)。 | |||
4 | 1296 | 如信62 | 12/14 | 顕智、 ¬法然聖人伝法絵¼ 詞書を写す (専修寺蔵奥書)。 |
正安2 | 1300 | 覚如31 | 1/4 | 如信示寂 (66) (本願寺蔵如信寿像裏書・最須敬重絵詞)。 |
3 | 1301 | 覚如32 | 12/5 | 覚如、 羽前長井道信のために ¬拾遺古徳伝¼ を著す (半眼寺蔵奥書・存覚一期記)。 |
乾元元 | 1302 | 覚如33 | 5/22 | 覚恵、 留守識を覚如に譲る (本願寺文書)。 |
嘉元2 | 1304 | 覚如35 | 8/29 | 覚如、 ¬浄土文類聚鈔¼ を写す (大谷大学蔵延書奥書)。 |
3 | 1305 | 覚如36 | 7/27 | 顕智、 宗祖の善鸞義絶状を写す (専修寺蔵顕智書写・消息9)。 |
徳治2 | 1307 | 覚如38 | 4/12 | 覚恵示寂 (60余) (存覚一期記・最須敬重絵詞)。 |
10/6 | 覚如、 三河造岡道場で ¬上宮太子御記¼ を披見し、 和田宿坊で写す (本願寺蔵奥書)。 | |||
12/26 | 顕智、 ¬一念多念文意¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。 | |||
延慶元 | 1308 | 覚如39 | 1/27 | 顕智、 「五巻書」 を写す (三重県上宮寺蔵奥書)。 |
2/15 | 顕智、 ¬西方指南鈔¼ (下・末) を写す (専修寺蔵奥書)。 | |||
○ | 覚如、 ¬浄土文類聚鈔¼ を宗祖加点本により校合する (大谷大学蔵奥書)。 | |||
2 | 1309 | 覚如40 | 1/20 | 某、 ¬浄土文類聚鈔¼ を写す (滋賀県光延寺蔵奥書)。 |
3 | 1310 | 覚如41 | 7/4 | 顕智示寂 (85) (遺骨包紙墨書・正統伝後集)。 |
秋 | 覚如、 留守識に就任する (存覚一期記)。 | |||
応長元 | 1311 | 覚如42 | 6/14 | 光珠丸 (従覚)、 ¬皇太子聖徳奉讃¼ を写す (東本願寺蔵奥書)。 |
文保2 | 1318 | 覚如49 | 9/8 | 覚如、 ¬皇太子聖徳奉讃¼ を写す (京都府常楽寺蔵奥書)。 |
9/- | 存覚、 前年三月より ¬観無量寿経集註¼ ¬阿弥陀経集註¼ を写す (専修寺蔵奥書)。 | |||
11/26 | 覚如、 宗祖自筆 ¬自力他力事¼ を写す (大谷大学蔵奥書)。 | |||
元亨元 | 1321 | 覚如52 | 2/- | 宗祖の門流と禁圧の一向宗を区別するよう、 妙香院の挙状を添えて幕府に請う (本願寺号の初見) (本願寺蔵文書)。 |
7/- | ¬和語灯録¼ を刊行する (刊記)。 | |||
正中元 | 1324 | 覚如55 | 1/6 | 存覚 (覚如息男)、 了源のために ¬浄土真要鈔¼ を著す (大谷大学蔵建武五年書写本奥書・真宗法要本校異・浄典目録)。 |
1/12 | 存覚、 了源のために ¬諸神本懐集¼ を著す (真宗法要本奥書)。 | |||
3/13 | 存覚、 了源のために ¬持名鈔¼ を著す (石川県本誓寺蔵奥書・浄典目録)。 | |||
8/22 | 存覚、 了源のために ¬破邪顕正鈔¼ を著す (真宗法要本奥書・浄典目録)。 | |||
○ | 存覚、 了源のために ¬女人往生聞書¼ を著す (奥書・浄典目録)。 | |||
嘉暦元 | 1326 | 覚如57 | 9/5 | 覚如、 顕智房永承のために ¬執持鈔¼ を著す (本願寺蔵蓮如書写本奥書)。 |
3 | 1328 | 覚如59 | 11/28 | ¬教行信証大意¼ 成る (本願寺蔵蓮如書写本奥書・真宗法要本奥書)。 |
11/- | 存覚、 了源のために ¬破邪顕正鈔¼ を漢文化する (本願寺蔵奥書)。 | |||
元弘元 元徳3 |
1331 | 覚如62 | 11下旬 | 覚如、 乗専に ¬口伝鈔¼ を口授する (龍谷大学像覚如自筆本奥書・大阪府願得寺蔵奥書)。 |
元弘2 正慶元 |
1332 | 覚如63 | 1下旬 | 乗専、 ¬口伝鈔¼ を写す (本願寺蔵康永四年書写本奥書)。 |
元弘3 正慶2 |
1333 | 覚如64 | 4/25 | 従覚 (覚如息男)、 ¬末灯鈔¼ を編集する (龍谷大学蔵奥書)。 |
延元2 建武4 |
1337 | 覚如68 | 8/1 | 覚如、 ¬本願鈔¼ を著す (真宗法要本奥書)。 |
8/- | 存覚、 明光のために備後で ¬顕名鈔¼ を著す (新潟県浄興寺蔵奥書・存覚一期記)。 | |||
9/25 | 覚如、 乗専のために ¬改邪鈔¼ を口授し、 書写する (本願寺蔵奥書・慕帰絵・最須敬重絵詞)。 | |||
延元3 暦応元 |
1338 | 覚如69 | 3/- | 存覚、 備後国府で日蓮宗とを論破する (存覚一期記)。 |
3/- | 存覚、 備後在国中、 ¬歩船鈔¼ ¬決智鈔¼ ¬報恩記¼ ¬選択註解鈔¼ ¬至道鈔¼ ¬法華問答¼ 等を著す (浄典目録・存覚一期記)。 | |||
7/3 | 従覚、 ¬末灯鈔¼ を再治する (龍谷大学蔵奥書)。 | |||
12/10 | 乗専、 善実のために ¬安心決定鈔¼ を写す (大阪府願得寺蔵奥書)。 | |||
興国元 暦応3 |
1340 | 覚如71 | 4/23 | 某、 ¬浄土文類聚鈔¼ 延書を写す (和歌山県真光寺蔵奥書)。 |
9/24 | 覚如、 近江伊香の成信のために ¬願願鈔¼ を写す (本願寺蔵蓮如書写本奥書・慕帰絵)。 | |||
10/15 | 覚如、 飛騨の願智房永承所持の自筆 ¬執持鈔¼ を写す (本願寺蔵蓮如書写本奥書)。 | |||
12/15 | 存覚、 ¬愚禿鈔¼ (下) を写す (京都府常楽寺蔵奥書)。 | |||
興国2 暦応4 |
1341 | 覚如72 | ④/6 | 覚如、 ¬愚禿鈔¼ を写す (新潟県浄興寺蔵奥書)。 |
興国3 康永元 |
1342 | 覚如73 | 7/12 | 乗専、 ¬末灯鈔¼ を写す (大阪府岩徳寺蔵奥書)。 |
9/11 | 存覚、 ¬愚禿鈔¼ (上) を写させる (京都府常楽寺蔵奥書)。 | |||
興国4 康永2 |
1343 | 覚如74 | 4/26 | 覚如、 目良の寂円のため ¬最要鈔¼ を従覚に口授、 筆記させる (大阪府光徳寺蔵奥書・慕帰絵)。 |
5/17 | 存覚、 乗智のために ¬教行信証¼ を延書にする (龍谷大学蔵奥書)。 | |||
11/2 | 覚如、 ¬本願寺聖人伝絵¼ (親鸞伝絵) を重修する (東本願寺蔵奥書)。 | |||
興国5 康永3 |
1344 | 覚如75 | 4/7 | 覚如、 ¬口伝鈔¼ (上) を写す (龍谷大学蔵覚如自筆本奥書)。 |
9/12 | 覚如、 ¬口伝鈔¼ (下) を写す (龍谷大学蔵覚如自筆本奥書)。 | |||
10/27 | 某、 ¬親鸞聖人門侶交名牒¼ を写す (愛知県妙源寺蔵奥書)。 | |||
興国6 貞和元 |
1345 | 覚如76 | 9/28 | 乗専、 円実のために ¬往生大要鈔¼ を写す (本願寺蔵奥書)。 |
正平元 貞和2 |
1346 | 覚如77 | 6/11 | 存覚、 ¬無量寿経¼ を写す (本願寺蔵奥書)。 |
正平2 貞和3 |
1347 | 覚如78 | 6/10 | 存覚、 ¬観無量寿経¼ を写す (本願寺蔵奥書)。 |
10/6 | 某、 空観のために ¬安心決定鈔¼ を写す (龍谷大学蔵奥書)。 | |||
12/28 | 覚如、 ¬尊師和讃鈔¼ を写す (慕帰絵)。 | |||
正平4 貞和5 |
1349 | 覚如80 | 1/15 | 某、 乗観のために ¬御伝鈔¼ を写す (岐阜県楢谷寺蔵奥書)。 |
7/22 | 乗専、 ¬後世物語聞書¼ を写す (専修寺蔵乗専書写本奥書)。 | |||
正平5 観応元 |
1350 | 覚如81 | 5/28 | 覚如、 ¬法然上人法語¼ を写す (愛知県聖徳寺蔵奥書)。 |
正平6 観応2 |
1351 | 善如19 | 1/19 | 覚如 (宗昭) 示寂 (82) (慕帰絵・最須敬重絵詞・存覚一期記・存覚袖日記・日野一流系図)。 |
10/30 | 従覚、 ¬慕帰絵¼ を著す (本願寺蔵序)。 | |||
11/28 | 存覚、 ¬阿弥陀経¼ を写す (本願寺蔵奥書)。 | |||
正平7 文和元 |
1352 | 善如20 | 10/19 | 乗専、 ¬最須敬重絵詞¼ を著す (真宗法要本奥書)。 |
正平11 延文元 |
1356 | 善如24 | 3/4 | 存覚、 ¬存覚法語¼ を著す (岐阜県専精寺蔵奥書)。 |
正平14 延文4 |
1359 | 善如27 | 11/16 | 存覚、 善如 (従覚息男) の求めにより ¬嘆徳文¼ を著す (大阪府願得寺蔵奥書)。 |
正平15 延文5 |
1360 | 善如28 | 1/22 | 善如、 ¬教行信証¼ 延書を移す (本願寺蔵善如書写本奥書)。 |
6/20 | 従覚 (慈俊) 示寂 (66) (存覚一期記・日野一流系図)。 | |||
8/1 | 存覚、 ¬六要鈔¼ を著す (本願寺蔵慈観書写本奥書)。 | |||
正平16 康安元 |
1361 | 善如29 | 11/17 | 常楽台巧覚、 覚忍尼から ¬無量寿経¼ ¬和語灯録¼ を付属される (龍谷大学蔵奥書)。 |
○ | 宗祖百回忌。 | |||
正平17 貞治元 |
1362 | 善如30 | 5/26 | 存覚、 善如のために ¬浄典目録¼ を著す (本願寺蔵奥書)。 |
7/28 | 存覚、 乗智のために ¬纔解記¼ を著す (大谷大学蔵恵空書写本奥書)。 | |||
正平21 貞治5 |
1366 | 善如34 | 5/13 | 存覚、 ¬嘆徳文¼ を再治する (大阪府願得寺蔵奥書)。 |
文中2 応安6 |
1373 | 善如41 | 2/28 | 存覚 (光玄) 示寂 (84) (存覚一期記・大谷本願寺通紀)。 |
天授5 康暦元 |
1379 | 善如47 | 2/22 | 善如、 ¬存覚法語¼ を写す (真宗法要本奥書)。 |
天授6 康暦2 |
1380 | 善如48 | 6/25 | 綽如、 ¬口伝鈔¼ に跋を加える (大阪府真宗寺蔵奥書)。 |
元中6 康応元 |
1389 | 綽如40 | 2/29 | 善如 (俊玄) 示寂 (57) (祖師代々記・大谷本願寺通紀)。 |
明徳4 | 1393 | 巧如18 | 4/24 | 綽如 (時芸) 示寂 (44) (本願寺系図・大谷本願寺通紀)。 |
応永8 | 1401 | 巧如26 | 11/28 | 巧如、 ¬教行信証¼ 延書を写す (大阪府妙琳坊蔵奥書)。 |
応永22 | 1415 | 巧如40 | 2/25 | 蓮如 (存如息男)、 東山大谷において誕生 (蓮如上人御一期記・蓮如上人遺徳記・大谷本願寺通紀)。 |
応永31 | 1424 | 巧如49 | 10/15 | 存如、 信濃浄興寺性順に ¬安心決定鈔¼ (本) を授ける (大阪府願得寺蔵存如書写本奥書)。 |
応永32 | 1425 | 巧如50 | 2/15 | 存如、 信濃浄興寺性順に ¬法華問答¼ (本) を授ける (新潟県浄興寺蔵奥書)。 |
8/- | 存如、 信濃浄興寺性順に ¬御伝鈔¼ ¬教化集¼ ¬持名鈔¼ ¬浄土真要鈔¼ ¬安心決定鈔¼ (末) を授ける (新潟県浄興寺蔵奥書)。 |