教行寺蔵本は、 表紙左上に 「正信偈大意」 との題箋があり、 奥書には 「于時長禄四歳六月 日/長禄第四暦林鐘之比草本記之間/今寛正二年四月仲旬第二日重而/令清書与之者也/右筆釈蓮如御判」 とある。 これによれば、 長禄四年に草本をしたためた翌寛正二年に重ねて清書されたもので、 善立寺本と同じく三不三信の引文が漢文体である。 文末において 「あなかしこあなかしこ」 の言葉で結ばれていることにも特徴がある。
 体裁は半葉六行、 一行十七字内外である。