光徳寺蔵本は、 表紙左上に 「纔解記」 との題箋があり、 右下に袖書の抹消跡がある。 解説にあるように、 奥書より康安二 (1362) 年、 存覚上人の作であることが知られる。
 体裁は半葉五行、 一行十六字内外である。