本書の編者は実悟である。 その内容は第1条から第10条までは実悟によって新しく編入されたものとみられ、 それ以降は ¬蓮如上人御物語次第¼ ¬空善聞書¼ ¬蓮如上人一語記¼ ¬蓮如上人仰条々連々聞書¼ とほぼ共通する内容をもっている。 また、 本書は 「天正八年記」 とも称され、 江戸時代には ¬蓮如上人御法談¼ ¬蓮如上人御物語¼ と題して抜粋本が制作されている。