「御文章」 の和歌については、 自筆以外の諸本にも多く記されており、 それらについても収録した。 「御文章」 中では、 和歌は末尾に詠まれている場合が多いが、 文中及び冒頭に読まれているものもある。 また、 末尾にある和歌は、 その 「御文章」 一通を総括する内容を持ったものも多く、 この点からも蓮如上人が和歌を重視していた様子が窺われる。