大谷大学蔵室町時代末期書写本は、 その表紙に 「法要第六帙之内/三十一巻後」 とあり、 真宗法要と真宗法要校異とによって校合を行っている。 江戸時代に出版された真宗法要と校合していることから、 本文への書き込みは後世のものであり、 筆跡からも本文とは別筆と考えられる。 真宗法要との校合は本文中の二十一箇所に示され、 真宗法要の校異が上欄の三箇所に示されている。
 体裁は半葉五行、 一行十八字内外である。