◗161: 1 讃阿弥陀仏偈
曇鸞法師作
◗161: 4 南無阿弥陀仏 釈して無量寿と名づく。経に傍へて奉讃す。また安養ともいふ。
◗161: 7 【1】現に西方この界を去ること、十万億刹の安楽土にまします。
仏世尊を阿弥陀と号けたてまつる。われ往生せんと願じて帰命し礼したてまつる。
◗161:10 【2】成仏よりこのかた十劫を歴たまへり。寿命まさに量りあることなし。
法身の光輪法界にあまねくして、世の盲冥を照らす。ゆゑに頂礼したてまつる。
◗161:13 【3】智慧の光明量るべからず。ゆゑに仏をまた無量光と号けたてまつる。
◗161:14 有量の諸相光暁を蒙る。このゆゑに真実明を稽首したてまつる。
◗161:15 【4】解脱の光輪限斉なし。ゆゑに仏をまた無辺光と号けたてまつる。
◗162: 1 光触を蒙るもの有無を離る。このゆゑに平等覚を稽首したてまつる。
◗162: 2 【5】光雲無礙にして虚空のごとし。ゆゑに仏をまた無礙光と号けたてまつる。
◗162: 3 一切の有礙光沢を蒙る。このゆゑに難思議を頂礼したてまつる。
◗162: 4 【6】清浄の光明対ぶものあることなし。ゆゑに仏をまた無対光と号けたてまつる。
◗162: 6 この光に遇ふもの業繋除こる。このゆゑに畢竟依を稽首したてまつる。
◗162: 7 【7】仏光照曜すること最第一なり。ゆゑに仏をまた光炎王と号けたてまつる。
◗162: 8 三塗の黒闇光啓を蒙る。このゆゑに大応供を頂礼したてまつる。
◗162: 9 【8】道光明朗にして、色超絶したまへり。ゆゑに仏をまた清浄光と号けたてまつる。
一たび光照を蒙れば、罪垢除こりてみな解脱を得。ゆゑに頂礼したてまつる。
◗162:13 【9】慈光はるかに被らしめ、安楽を施したまふ。ゆゑに仏をまた歓喜光と号けたてまつる。
◗162:15 光の至るところの処法喜を得。大安慰を稽首し頂礼したてまつる。
◗163: 1 【10】仏光よく無明の闇を破す。ゆゑに仏をまた智慧光と号けたてまつる。
一切諸仏・三乗衆、ことごとくともに歎誉したまへり。ゆゑに稽首したてまつる。
◗163: 4 【11】光明一切の時にあまねく照らす。ゆゑに仏をまた不断光と号けたてまつる。
光力を聞くがゆゑに、心断えずしてみな往生を得。ゆゑに頂礼したてまつる。
◗163: 8 【12】その光仏を除きてはよく測るものなし。ゆゑに仏をまた難思議と号けたてまつる。
十方諸仏往生を歎じ、その功徳を称したまへり。ゆゑに稽首したてまつる。
◗163:12 【13】神光、相を離れたれば、名づくべからず。ゆゑに仏をまた無称光と号けたてまつる。
光によりて成仏したまへば、光赫然たり。諸仏の歎じたまふところなり。ゆゑに頂礼したてまつる。
◗164: 1 【14】光明照曜すること日月に過ぎたり。ゆゑに仏を超日月光と号けたてまつる。
◗164: 3 釈迦仏歎じたまふもなほ尽きず。ゆゑにわれ無等等を稽首したてまつる。
◗164: 4 【15】阿弥陀仏の初会の衆は、声聞・菩薩の数無量なり。
神通巧妙にして算ふることあたはず。このゆゑに広大会を稽首したてまつる。
◗164: 7 【16】安楽の無量の摩訶薩は、みなまさに一生にして仏処を補ふべし。
◗164: 8 その本願の大弘誓をもつて、あまねくもろもろの衆生を度脱せんと欲するを除く。
これらの宝林功徳聚を、一心に合掌し頭面をもつて礼したてまつる。
◗164:11 【17】安楽国土のもろもろの声聞は、みな光一尋にして流星のごとし。
菩薩の光輪は四千里にして、秋の満月の紫金に映ずるがごとし。
◗164:13 仏の法蔵を集めて衆生のためにす。ゆゑにわれ大心海を頂礼したてまつる。
◗164:15 【18】また観世音・大勢至は、もろもろの聖衆において最第一なり。
慈光大千界を照曜し、仏の左右に侍して神儀を顕す。
◗165: 2 もろもろの有縁を度してしばらくも息まざること、大海の潮の時を失せざるがごとし。
かくのごとき大悲・大勢至を、一心に稽首し頭面をもつて礼したてまつる。
◗165: 6 【19】それ衆生ありて安楽に生ずれば、ことごとく三十有二相を具す。
智慧満足して深法に入る。道要を究暢して障礙なし。
◗165: 8 根の利鈍に随ひて忍を成就す。三忍乃至不可説なり。
宿命五通つねに自在にして、仏に至るまで雑悪趣に更らず。
◗165:10 他方の五濁の世に生じて、示現して同じく大牟尼のごとくなるを除く。
安楽国に生じて大利を成ず。このゆゑに心を至して頭面をもつて礼したてまつる。
◗165:14 【20】安楽の菩薩は仏の神を承けて、一念のあひだに十方に詣る。
算数すべからざる仏世界にして、もろもろの如来を恭敬し供養したてまつる。
◗166: 2 華・香・伎楽、念に従ひて現じ、宝蓋・幢幡、意に随ひて出づ。
珍奇なること世に絶れてよく名づくることなし。散華して殊勝の宝を供養したてまつれば、
◗166: 5 化して華蓋となり、光晃耀し、香気あまねく薫じてあまねからざるはなし。
華蓋の小なるものも四百里なり。すなはちあまねく一仏界を覆ふことあり。
◗166: 9 その前後に随ひて次いで化し去る。このもろもろの菩薩みな欣悦す。
虚空のなかにおいて天楽を奏し、徳を雅讃し、仏慧を頌揚す。
◗166:11 経法を聴受して供養しをはりて、いまだ食せざる前に虚に騰りて還る。
神力自在にして測るべからず。ゆゑにわれ無上道を頂礼したてまつる。
◗166:13 【21】安楽仏国のもろもろの菩薩、それ宣説すべきことは智慧に随ふ。
おのが万物において我所を亡ず。浄きこと蓮華の塵を受けざるがごとし。
◗166:15 往来進止汎べる舟のごとし。利安を務めとなして適莫を捨つ。
かれもおのれも空のごとくして二想を断ず。智慧の炬を燃して長夜を照らす。
◗167: 3 三明六通みなすでに足れり。菩薩の万行心眼を貫く。
かくのごとき功徳辺量なし。このゆゑに心を至して頭面をもつて礼したてまつる。
◗167: 6 【22】安楽の声聞・菩薩衆、人天、智慧ことごとく洞達せり。
身相の荘厳殊異なし。ただ他方に順ずるがゆゑに名を列ぬ。
◗167: 8 顔容端正にして比ぶべきなし。精微妙躯にして人天にあらず。
虚無の身無極の体なり。このゆゑに平等力を頂礼したてまつる。
◗167:10 【23】敢みてよく安楽国に生ずることを得れば、みなことごとく正定聚に住す。
邪定・不定その国になし。諸仏ことごとく讃じたまふ。ゆゑに頂礼したてまつる。
◗167:14 【24】あらゆるもの、阿弥陀の徳号を聞きて、信心歓喜して聞くところを慶び、
すなはち一念に曁ぶまで心を至すもの、回向して生ぜんと願ずればみな生ずることを得。
ただ五逆と謗正法とを除く。ゆゑにわれ頂礼して往生を願ず。
◗168: 3 【25】安楽の菩薩・声聞の輩、この世界において比方なし。
釈迦無礙の大弁才をもつて、もろもろの仮令を設けて少分を示し、
最賎の乞人を帝王に並べ、帝王をまた金輪王に比ぶ。
◗168: 6 かくのごとく展転して六天に至る。次第してあひ形すことみな始めのごとし。
天の色像をもつてかれに喩ふるに、千万億倍すともその類にあらず。
◗168: 9 みなこれ法蔵願力のなせるなり。大心力を稽首し頂礼したてまつる。
◗168:10 【26】天・人一切須むるところあれば、欲に称はざるはなし。念に応じて至る。
一宝・二宝・無量宝、心に随ひて受用の具を化造す。
堂宇・飲食ことごとくかくのごとし。ゆゑにわれ無称仏を稽首したてまつる。
◗168:14 【27】もろもろの往生するもの、ことごとく清浄の色身を具足して、比ぶべきなし。
神通功徳および宮殿・服飾の荘厳は六天のごとし。
◗169: 2 応器の宝鉢自然に至り、百味の嘉餚たちまちすでに満つ。
色を見、香りを聞き、意に食せんとすれば、忽然として飽足し適悦を受く。
◗169: 5 味はふところ清浄にして着するところなし。事已れば化し去り、須むればまた現ず。
晏安たる快楽は泥洹に次し。このゆゑに心を至して頭面をもつて礼したてまつる。
◗169: 9 【28】十方仏土の菩薩衆およびもろもろの比丘、安楽に生ずるもの、
無量無数にして計るべからず。已生・今生・当もまたしかなり。
◗169:11 みなかつて無量の仏を供養し、百千堅固の法を摂取す。
かくのごとき大士ことごとく往生す。このゆゑに阿弥陀を頂礼したてまつる。
◗169:14 【29】もし阿弥陀仏の号を聞きて、歓喜し讃仰し、心帰依すれば、
下一念に至るまで大利を得。すなはち功徳の宝を具足すとなす。
◗170: 1 たとひ大千世界に満てらん火をも、またただちに過ぎて仏の名を聞くべし。
阿弥陀を聞けば、また退かず。このゆゑに心を至して稽首し礼したてまつる。
◗170: 5 【30】神力無極の阿弥陀は、十方無量の仏の歎じたまふところなり。
東方恒沙の諸仏の国、菩薩無数にしてみな往覲す。
◗170: 7 また安楽国の菩薩・声聞・もろもろの大衆を供養し、
経法を聴受して道化を宣ぶ。自余の九方もまたかくのごとし。
◗170: 9 釈迦如来、偈を説きて、無量の功徳を頌したまふ。ゆゑに頂礼したてまつる。
◗170:11 【31】諸来の無量菩薩衆、徳本を殖ゑんがために虔恭を致す。
あるいは天楽を奏して仏を歌歎し、あるいは仏慧の世間を照らすを頌す。
◗170:13 あるいは天の華・衣をもつて供養し、あるいは浄土を覩て等願を興す。
かくのごとき聖衆ことごとく現前し、八梵声をもつて仏記を授くるを蒙る。
◗171: 1 一切の菩薩願行を増す。ゆゑにわれ婆伽婆を頂礼したてまつる。
◗171: 2 【32】聖主世尊説法の時、大衆七宝の堂に雲集す。
仏の開示を聴きてことごとく悟入し、歓喜充遍してみな道を得。
◗171: 4 時に四面より清風起り、宝樹を撃動して妙響を出す。
和韻清徹にして糸竹に過ぎ、金石に踰えて倫比なし。
◗171: 6 天華繽紛として香風を逐ひ、自然の供養つねにして息まず。
諸天また天の華香を持し、百千の伎楽もつて敬ひを致す。
◗171: 8 かくのごとき功徳三宝の聚なり。ゆゑにわれ想を運らして講堂を礼したてまつる。
◗171:10 【33】妙土広大にして数限を超ゆ。自然の七宝をもつて合成するところなり。
仏の本願力より荘厳起る。清浄大摂受を稽首したてまつる。
◗171:12 【34】世界光曜すること妙にして殊絶す。適悦晏安として四時なし。
自利他利の力円満したまふ。方便巧荘厳を帰命したてまつる。
◗171:15 宝地澄静にして平らかなること掌のごとく、山・川・陵・谷の阻あることなし。
もし仏の神力をもつて須むればすなはち見る。不可思議尊を稽首したてまつる。
◗172: 3 【35】道樹の高さ四百万里、周囲由旬五千あり。
枝葉布くこと里二十万なり。自然の衆宝をもつて合成するところなり。
◗172: 5 月光摩尼・海輪宝、衆宝の王をもつて荘厳す。
周帀してあひだに垂るる宝の瓔珞は、百千万種の色に変異す。
◗172: 7 光焔照曜すること千日に超え、無極の宝網その上に覆へり。
一切の荘厳随ひて応現す。道場樹を稽首し頂礼したてまつる。
◗172: 9 【36】微風、樹を吹きて法音を出し、あまねく十方諸仏の刹に流る。
この音を聞くもの深法忍を得、仏道を成ずるに至るまで苦に遭はず。
◗172:11 神力広大にして量るべからず。道場樹を稽首し頂礼したてまつる。
◗172:12 【37】樹香・樹色・樹音声・樹触・樹味および樹法、
六情遇へば法忍を得。ゆゑにわれ道場樹を頂礼したてまつる。
◗172:14 【38】道場樹の六根に対するを蒙り、すなはち成仏に至るまで根清徹なり。
音響・柔順・無生忍、力の浅深に随ひてことごとく証を得。
◗173: 1 この樹の威徳の由来するところ、みなこれ如来五種の力なり。
神力と本願および満足と、明了と堅固と究竟願となり。
◗173: 3 慈悲方便称るべからず。真無量を帰命し稽首したてまつる。
◗173: 4 【39】世の帝王より六天に至るまで、音楽うたた妙にして八種あり。
展転して勝るること千億万倍、宝樹の音の麗しきこと倍してまたしかなり。
◗173: 7 また自然の妙なる伎楽あり。法音清和にして心神を悦ばしめ、
哀婉雅亮にして十方に超ゆ。ゆゑにわれ清浄楽を稽首したてまつる。
◗173: 9 【40】七宝の樹林世界にあまねし。光耀鮮明にしてあひ映発す。
華・菓・枝・葉たがひになる。本願功徳聚を稽首したてまつる。
◗173:11 【41】清風時々に宝樹を吹くに、五の音声を出して宮商和す。
微妙の雅曲自然に成ず。ゆゑにわれ清浄勲を頂礼したてまつる。
◗173:13 【42】その土広大にして崖際なく、衆宝の羅網あまねく上に覆へり。
金縷珠璣、奇異の珍、不可名の宝をもつて校飾となす。
◗173:15 四面に周帀して宝鈴を垂る。調風吹き動かして妙法を出す。
◗174: 1 和雅の徳香つねに流布せり。聞くもの塵労の習起らず。
この風身に触るれば快楽を受くること、比丘の滅尽定を得るがごとし。
◗174: 3 風吹きて華を散らし、仏土に満つ。色の次第に随ひて雑乱せず。
華質柔軟にして列芬芳たり。足その上を履むに下ること四指。
◗174: 5 足を挙ぐる時に随ひてまた故のごとし。用ゐをはれば地開け、没して遺ることなし。
その時節に随ひて華六返す。不可議の報なり。ゆゑに頂礼したてまつる。
◗174: 8 【43】衆宝の蓮華世界に盈つ。一々の華に百千億の葉あり。
その葉の光明の色無量なり。朱・紫・紅・緑五色に間はり、
煒燁煥爛として日光より曜く。このゆゑに一心に稽首し礼したてまつる。
◗174:11 【44】一々の華のなかより出すところの光、三十六百有千億なり。
一々の華のなかに仏身あり。多少また出すところの光のごとし。
◗174:13 仏身の相好金山のごとし。一々また百千の光を放ち、
あまねく十方のために妙法を説き、おのおの衆生を仏道に安んず。
◗174:15 かくのごとき神力辺量なし。ゆゑにわれ阿弥陀を帰命したてまつる。
◗175: 1 【45】楼閣・殿堂工の造にあらず。七宝の彫綺化してなるところなり。
◗175: 2 明月・珠璫、交露の縵あり。おのおの浴池あり、形あひ称ふ。
八功徳の水池のなかに満てり。色味香潔にして甘露のごとし。
◗175: 4 黄金の池には白銀の沙あり。七宝の池の沙たがひにかくのごとし。
池岸の香樹上に垂れ布き、栴檀芬馥としてつねに馨りを流す。
◗175: 6 天華彩璨として映飾をなす。水上熠燿として景雲のごとし。
無漏の依果、思議しがたし。このゆゑに功徳蔵を稽首したてまつる。
◗175: 8 【46】菩薩・声聞宝池に入れば、意に随ひて浅深欲するところのごとし。
もし身に潅がんと須むれば、自然に注ぐ。旋復せしめんと欲すれば、水すなはち還る。
◗175:11 調和冷暖にして称はざるはなし。神開け体悦びて、心垢を蕩かす。
清明澄潔にして形なきがごとし。宝沙映徹して深からざるがごとし。
澹淡として回転りてあひ注潅す。嬋約容予にして人の神を和らぐ。
◗175:14 微波無量にして妙響を出す。その所応に随ひて法語を聞く。
あるいは三宝の妙章を聞き、あるいは寂静・空・無我を聞き、
◗176: 1 あるいは無量の波羅蜜・力・不共法・諸通慧を聞き、
あるいは無作・無生忍、乃至甘露潅頂の法を聞く。
◗176: 3 根の性欲に随ひてみな歓喜す。三宝の相と真実の義に順ひて、
菩薩・声聞の所行の道、ここにおいて一切ことごとくつぶさに聞く。
◗176: 5 三塗苦難の名永く閉ぢ、ただ自然快楽の音のみあり。
このゆゑにその国を安楽と号く。頭面をもつて無極尊を頂礼したてまつる。
◗176: 8 【47】本師龍樹摩訶薩、形を像始に誕じて頽綱を理へ、
邪扇を関閉して正轍を開く。これ閻浮提の一切の眼なり。
伏して承るに尊、歓喜地を悟りて、阿弥陀に帰して安楽に生ぜり。
◗176:11 【48】たとへば龍動けば雲かならず随ふがごとし。閻浮提に百卉を放ち舒ぶ。
南無慈悲龍樹尊、心を至し帰命し頭面をもつて礼したてまつる。
◗176:13 【49】われ無始より三界に循りて、虚妄輪のために回転せらる。
一念一時に造るところの業、足六道に繋がれ三塗に滞まる。
ただ願はくは慈光、われを護念して、われをして菩提心を失せざらしめたまへ。
◗177: 2 わが仏慧功徳を讃ずる音、願はくは十方のもろもろの有縁に聞かしめて、
安楽に往生することを得んと欲するもの、あまねくみな意のごとくにして障礙なからしめん。
◗177: 5 あらゆる功徳もしは大少、一切に回施してともに往生せん。
不可思議光に南無し、一心に帰命し稽首して礼したてまつる。
◗177: 7 【50】十方三世の無量慧、同じく一如に乗じて正覚を号したまふ。
二智円満して道平等なり。摂化縁に随ふがゆゑに若干なり。
◗177: 9 われ阿弥陀の浄土に帰するは、すなはちこれ諸仏の国に帰命するなり。
われ一心をもつて一仏を讃ず。願はくは十方無礙人にあまねからん。
◗177:11 かくのごとき十方無量の仏、ことごとくおのおの心を至して頭面をもつて礼したてまつる。
◗177:13 讃は一百九十五、礼は五十一拝。
◗178:15 讃阿弥陀仏偈