しょう 証 証果ともいう。 さとり。 さとること。 一般的には、 十地の菩薩や等覚の菩薩の得る果をさとりとも説くが、 浄土真宗では大行・大信の因によって得る究極の仏果をさとりという。 すなわち、 自利利他円満した境地で、 自身の迷いを完全に脱却するとともに、 衆生済度が自由自在にできる位をいう。 「証巻」 には 「つつしんで真実の証を顕さば、 すなはちこれ利他円満の妙位、 無上涅槃の極果なり」 とある。 →往生、 還相。