さんしゅ 三修 ¬涅槃経¼ に説く3種の修行。 劣と勝の三修。 劣の三修とは、 ①無常修 (事物の無常を観じる)、 ②非楽修 (あらゆるものは苦であると観ずる)、 ③無我修 (五薀は空であると観ずる) の三。 勝の三修とは、 ①常修 (法身は常住不滅であると観じ、 無常への執着しゅうじゃくを退ける)、 ②楽修 (涅槃寂静の楽を観じて、 苦の執着を退ける)、 ③我修 (無我の法の中に真我があることを観じ、 無我の執着を退ける) の三。