さいねんじ 西念寺 大谷派の寺院。 茨城県坂東市辺田。 二十四輩の第七西念の由緒を伝える寺院。 もとは天台宗の寺院で聖徳寺と称し、 西念の弟信証が親鸞の門弟となって真宗寺院に改めたという。 一方、 西念は野田 (一説に現在のさいたま市) に道場を開いたが、 その道場は南北朝時代に至って兵火で失われたという。 聖徳寺には西念の道場跡から遺物が移されたといい、 この縁により江戸時代に寺号を西念寺と改めた。