じゅんかん 順観 逆観に対する語。 十二因縁を観ずる順序のこと。 「無明があるから行がある」 などと老死まで観じて、 迷いの現実をあらわす見方を順観、 「無明がなければ行もない」 などと老死まで観じて、 さとりに至る道筋を示す見方を逆観という。 また、 無明 () から順に老死 () まで観察することを順観といい、 逆に、 老死 (果) から無明 (因) まで観察することを逆観という場合もある。