じねん 自然 無為自然。 さとりの世界は有無の分別を離れ、 分別による限定を超えた絶対無限の境地であることをいう。 親鸞はこの場合も、 「自ずから然り」 という静的なものではなく、 「自づから然らしむ」 という動的な救済活動の根源としての意味をもつものとする。