じきょうじ 慈敬寺 本願寺派の寺院。 滋賀県高島市黒谷。 本願寺8代蓮如が近江国堅田を教化した際、 一寺を建立し称徳寺と称したことに始まる。 はじめ実賢 (蓮如の第二十二子) が住し、 その後、 実賢の子の実誓が相続して寺号を慈敬寺と改めたという。 天正年間 (1573-1592) に近江国船木 (現在の滋賀県高島市安曇川町) に移ったといわれる。 本願寺の東西分派に至る過程で分裂し、 西本願寺に属する門徒は近江国永田 (現在の滋賀県高島市永田) に寺基を移し、 明治8年 (1875)、 現在の地に移転した。