いっしん 一心 天てん親じんの ¬浄土論¼ に 「世尊、 われ一心に尽十方無礙光如来に帰命したてまつる」とある一心のこと。 天親が自らの信心の相をあきらかに述べたもので、 「信巻」 ではこの一心と ¬大経¼ 第十八願文に説かれる至心・信楽・欲生の三心との関係を論じて、 「三心即一心」であるとする。 →三一問答、 三心一心。