ほうおんじ 報恩寺 大谷派の寺院。 東京都台東区東上野。 板東報恩寺という。 二十四輩の第一しょうしんが下総国横曽根に一寺を建立したことに始まるという。 横曽根に形成された横曽根門徒の中心となった。 天正5年 (1577) の兵火により、 慶長7年 (1602) に江戸に移転した。 その後、 江戸の地を転々とし、 文化年間 (1804-1818)、 現在の地に移転したという。 大谷派が所蔵している ¬教行信証¼ はもとこの寺に伝わっていたことから、 「板東本」 と称される。