ごえん 五縁 止観の行法を修める行者がととのえるべき5種の縁。 ¬摩訶止観¼ に説かれる。 ①持戒清浄、 ②衣食具足、 ③閑居静処 (静かな場所に閑居すること)、 ④息諸縁務 (雑務をしないこと)、 ⑤得善知識 (善い師友に近づくこと) の五。 ¬真要鈔¼ には 「法華三昧の行人の五縁具足のなかに」 とある。