がくりょう 学寮 本願寺派の僧侶の修学機関。 寛永15年 (1638)、 京都三条の門徒、 野村屋宗句の寄進をうけて本願寺13代良如により設立された。 承応の鬩牆の結果、 明暦元年 (1655) に江戸幕府の命により取り壊されたが、 非公式に存続し、 元禄8年 (1695) に学林と公称して再興された。 その後も本願寺派教学の研究と教育の中心として機能し、 明和の法論、 三業惑乱など宗門を揺るがす宗義論争の舞台にもなった。 明治維新の後、 数度にわたる制度変更を経て、 大正11年 (1922)、 龍谷大学となった。 →学階。