上品中生 九品の一。 上中品ともいう。 方等経典を心にたもって読誦するとは限らないがその教えの意味を理解し、 深く因果を信じて、 大乗の教えを謗らないという功徳を回向して浄土往生を願う者は、 臨終に阿弥陀仏と観世音菩薩・大勢至菩薩などの来迎らいこうをうけて紫し金台こんだいに乗って往生し、 一小劫を経て無生法忍を得ることができると説かれている。