大笑(おおわらい)小笑(こわらい)
以下は、長久寺14世住職頼信師(現住職の祖父)の蔵書、『大笑小笑』をそのまま電子化したものです。奥書には 大正五年一月七日発行 とあります。
著者は黒瀬知円師、緒言をご参照ください。
住職一人で読むには惜しい内容で、保存の意味をかねて公開します。字体を含め、できるだけ原典に近い形で再現するよう努めました。そのため PDF にしてあります。直接画面上で見るには不便ですが、ご了承ください。
現代語訳が出版されています。 『現代文 大笑小笑 説教譬喩集』 黒瀬智圓著・府越義博編訳・国書刊行会
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緒言 (51K)
例言 8106K)
目次 (134K)
第一 人生 仏心顕玄の世界 全 (498K)
一 希くは此の謎を解け (118K)
二 墻外底の道は即ち許内底 (123K)
三 一心現じで曄界悉く道なり (101K)
四 他力の啓示は到る処にあり (106K)
五 米舂禅師、米舂けたりや (99K)
六 明来闇去、闇去明来 (97K)
七 倶胝一指頭の禅 (121K)
八 識らず廬山の真面目 (123K)
九 仏魔一紙の分水境 (93K)
十 蚊帳一つにても (102K)
第二 自覚 沈痛なる自己発見 全 (469K)
一 自己を知るは自己を修むる也 (74K)
二 鏡に向ふとき (75K)
三 あゝ私が映つてゐるのか (66K)
四 自己を見失つた人々 (86K)
五 自己に気付かぬ人々 (81K)
六 自らなる自己の表現 (82K)
七 躍つて出たぞ自己の性体 (86K)
八 露れ出でたか心の地金 (119K)
九 自己発見の戦慄 (111K)
十 自己徹底の道 (100K)
第三 求道 大道坦然前に開く 全 (435K)
一 昭々坦々浄邦に通ず (118K)
二 地獄の鬼か極楽の菩薩か (90K)
三 鬼の念仏親譲りの極楽 (64K)
四 当然解決すべき生死問題 (89K)
五 虚栄虚飾の夢から覚めて (121K)
六 慾知顔の慾知らず (102K)
七 思立つたを吉日に (100K)
八 驀直去、驀直去 (80K)
九 切々道を求めて已まざれ (94K)
十 鏡面を打破し来れ (149K)
第四 聞法 虚に往きて実に帰れ 全 (384K)
一 忘れてならぬ聞法の態度 (89K)
二 勝手聞き、得手聞き (74K)
三 聞かず嫌ひ、知らず謗り (76K)
四 矢鱈聞き、聞き過ぎ (144K)
五 聞き心配、聞き怖れ (87K)
六 半途聞き、胡魔化し聞き (100K)
七 聞いたか風の早合点 (88K)
八 聞えた振の不徹底 (82K)
九 耳か心か自慢か (75K)
十 能く聞くことは至難である (102K)
第五 修行 已成の仏か当成の仏か
一 己やれ自ら立たずば (71K)
二 後頭禿げたか機会の神 (77K)
三 我物と思へば軽し傘の雪 (117K)
四 起てよ奮へよ今は時 (117K)
五 盤珪禅師と明徳の修行 (132K)
六 修禅鍛錬の勝海舟 (115K)
七 覚醒の鞭か御慈悲の鞭か (119K)
八 本真剣の修行でなくば (105K)
九 自分の棒で自分が叩かれる (101K)
十 そんな筈ではなかつたに (83K)
第六 救済 浄業は内に慈光は外に
一 親縁、近縁、増上縁 (134K)
二 親子の仲は格別 (104K)
三 万機普益の法門 (130K)
四 利剣即是弥陀名号 (101K)
五 当にならぬ当 (111K)
六 往生成就の証拠 (78K)
七 衆生の情に精通す (90K)
八 苦労するは誰が為め (111K)
九 お慈悲の煙にまかれて (88K)
十 三世を貫く如来の救済 (141K)
第七 信念 金剛の真心徹到の端的
一 全人格を打ち込んで (152K)
二 徹見徹底の勇者 (157K)
三 底を究めて奥に届いて (120K)
四 身心脱落、脱落身心 (121K)
五 入れ智慧の不徹底 (99K)
六 真似から出た本真 (113K)
七 不断の警策に驚かざるか (109K)
八 放下著、放下著 (105K)
九 仏我一体の徹底境 (82K)
十 徹底真悟の絶対境 (100K)
第八 讃仰 称称念念無碍の一道を
一 懺悔の大道を辿りつゝ (166K)
二 信心にて御慰み候 (107K)
三 如何に称へん弥陀の名を (98K)
四 触耳触目みな法縁 (85K)
五 癖のいろいろ (97K)
六 仏法に厭足なければ (87K)
七 御恩が御恩と知られたら (94K)
八 信心の火ある処に (90K)
九 長生不死の神方 (109K)
十 赤裸で参る弥陀の国 (124K)
第九 勇奮 御恩の板か我慢の板か
一 板を担ぐ人 (111K)
二 我慢の板を担ぎつつ (113K)
三 前後左右に担ぐ人 (144K)
四 御恩の板を担いで (78K)
五 板の御蔭で毒が薬に (100K)
六 卸して見れば敵も味方に (134K)
七 下したら更に担げ板を (131K)
八 担いだら下してはならぬ (117K)
九 我が家業唯一筋の道をこそ (96K)
十 両担板漢の馬車馬式に (131K)
第十 清心 樹てよ流せよ仏地に法海に
一 唯これ謙虚の一道 (165K)
二 人生の表裏、人の明暗 (122K)
三 六道輪廻の現在生活 (110K)
四 泣くも笑ふも慾ゆゑに (97K)
五 尊重すべき現在の一念 (122K)
六 金銭道徳の修養 (121K)
七 調情の修養 (124K)
八 内心の平和か平和の内心か (102K)
九 三毒三光の信念 (99K)
十 簡易生活の妙味 (163K)
第十一 輪転 此の世踊の輪に似たり
一 何しに来たぞ何をしに (71K)
二 最古の問題か、最新の問題か (69K)
三 衣食と云ふか、人格と云ふか (85K)
四 人生貧富苦楽輪転之図 (184K)
五 道心の中に衣食あり (113K)
六 富に処して貧を忘れず (93K)
七 覚めよ醒せよ迷の夢を (102K)
八 忠実服業は最後の勝利 (128K)
九 一紙一塵に籠る無限の感味 (109K)
十 家貧にして道貧ならず (162K)
第十二 達観 呪はんか歌はんか
一 笑うて暮せ人の世の中 (90K)
二 笑ふも泣くも心一つ (122K)
三 苦しむも楽しむも (115K)
四 如何に過さん人の世を (102K)
五 有用の生涯、有効の生活 (113K)
六 人生果して不如意か (99K)
七 逆境の妙趣 (177K)
八 天地万物は一体相関す (89K)
九 茶漬の味 (145K)
十 常住の春の国に居て (107K)